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5月, 2019の投稿を表示しています

#42 月見草

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つきみそう/つきみさう 晩夏 【解説】 アカバナ科の二年草、原産地はメキシコ。初夏になると、白い四弁の大きな花を夕刻に開き翌朝にはしぼんで赤黄色となる。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/15239 昼咲の月見草とて月を待ち (作捨不名) (ヒルザキツキミソウ) 【 季語FILE 】より

#41 蛇の目草

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[孔雀草(くじゃくそう、くじやくさう)] 晩夏 【子季語】 波斯菊、蛇の目草 【解説】 メキシコ原産のキク科の一年草。園芸品種が多く、高さ三十~五十センチほど。葉は羽状複葉。夏、径三センチほどの舌状花を開く。花は鮮黄色で基部に濃赤褐色の斑紋があり蛇の目傘のように見える。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/5945 蛇の目草きみの奥では何が見え (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#40 若葉

わかば 初夏 【子季語】 朴若葉、藤若葉、若葉寒 【関連季語】 青葉、草の若葉、茂、新緑、新樹 【解説】 おもに落葉樹の新葉のこと。やわらかく瑞々しい。若葉をもれくる日ざし、若葉が風にそよぐ姿、若葉が雨に濡れるさまなどいずれも美しい。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2132 若葉みち通ればこころ若還る (作捨不名)

#39 どくだみ

仲夏 【子季語】 どくだみの花/十薬 【解説】 ドクダミ科多年草。茎の高さ十五~三十五センチ。地下茎で広がる。四枚の白い花びらと見えるものは苞で、花はその中心に立つ穂である。葉はハート型で臭いが強く、十薬名の通り民間薬として利尿剤皮膚病など広く用いられてきた。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/15579 どくだみに縄張り意識白き群れ (作捨不名)

#38 立葵

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[葵(あおい)] 仲夏 【子季語】 葵の花、花葵、銭葵、蜀葵、立葵、つる葵、白葵、錦葵 【関連季語】 二葉葵 【解説】 『万葉集』以来、葵といえば立葵のことだった。ただ、京都の葵祭の葵は二葉葵、徳川家の「葵の御紋」もそうである。 【科学的見解】 立葵(タチアオイ)は、アオイ科の多年草。庭や公園などに観賞用として植えられる。高さは二メートルほど。六月から七月にかけて、葉腋に短い花柄を持った大きな花をつける。花は下から順に咲きのぼる。花弁は五個で花径は十センチくらいになる。日本には、古くから薬用として渡来したといわれている。(藤吉正明記) 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2154 立葵登りきること志す (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#37 夏

なつ 三夏 【子季語】 三夏、九夏、炎帝、朱夏 【解説】 立夏から立秋の前日までの約三ヶ月間の季節をいう。気象学では夏至から秋分まで。四季の中で最も暑く日差しが強いのが特徴。三夏とは爽やかな暑さの初夏、梅雨どきの蒸し暑さの仲夏、炎暑の晩夏をいう。九夏は夏九十日間のことをいう。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2026 毎年の夏来たる星楽じゃなし (作捨不名)

#36 矢車菊

やぐるまぎく 仲夏 【子季語】 矢車草 【解説】 ユキノシタ科の多年草。茎は直立、小さい掌状の葉が五枚、花茎は一メートルに達する。矢車草の名前は葉の形を、端午の節句の鯉のぼりに添える矢車にみたてたもの。六月~七月、茎の先に、円錐花序を作り白い多数の花を開く。山の湿り気のあるところに、しばしば群落を作る。  出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/6016 色の妙矢車菊に違いみる (作捨不名)

#35 羽蟻

はあり 三夏 【子季語】 飛蟻 【解説】 交尾期に現れる有翅の蟻またはシロアリ。集団発生し、家の中に入り込むので気持ちのよいものではない。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/4985 母悲鳴羽蟻今度はマイルーム (作捨不名)

#34 夏めく

なつめく 初夏 【子季語】 夏きざす 【解説】 春の花々が終わって緑の世界にかわり、初夏の花々が咲き始め、あたりは夏の景色に近くなった様子である。生活面も夏らしい感じに変る。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2028 人に木々辺り夏めく日の光 (作捨不名)

#33 小満

しょうまん/せうまん 初夏 【解説】 二十四節気の一つ。陽暦で五月二十一日ごろ。万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るという意味である。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/17949 小満やこの行く末を感ぜさす (作捨不名)

#32 葉桜

はざくら 初夏 【子季語】 桜若葉、花は葉に 【解説】 初夏、花が散って若葉となったころの桜をいう。花が散って葉桜になってしまったという惜しむ思いと、桜若葉の美しさを愛でる思いが交錯する季語である。【子季語】の「花は葉に」は、葉桜を眺めながらも散り果てた花を忍ぶ思いがある。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2120 葉桜に忘れられざる時かさね (作捨不名)

#31 薔薇

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ばら 初夏 【子季語】 西洋薔薇、しようび、花ばら、薔薇園、そうび 【関連季語】 茨の花、薔薇の芽、秋薔薇、冬薔薇 【解説】 薔薇は初夏、美しく香り高い花を咲かせる。茎には鋭い棘がある。観賞用に植えられるほか香水などにも利用される。花の色も形もさまざまで、園芸登録されているものでも一千種を超える。和名の「ばら」は、棘のある植物「うばら」「いばら」が転訛したもの。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2121 あちこちに薔薇を見かくる日本園 (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#30 薄暑

はくしょ 初夏 【子季語】 軽暖 【解説】 初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/8832 薄暑来る一日通せばちょうどいい (作捨不名)

#29 万緑

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ばんりょく 三夏 【関連季語】 茂、青葉 【解説】 夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2134 万緑に万物癒すこころ観る (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#28 風薫る

かぜかおる、かぜかをる 三夏 【子季語】 薫風、薫る風、風の香、南薫 【解説】 夏に吹きわたる風をほめたたえた季語であるが、新緑、若葉のころの風として使いたい季語でもある。語源は漢語の「薫風」で、それを訓読みして和語化したものである。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2039 風薫る僕らが旅に出る理由 (作捨不名)

#27 金魚草

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きんぎょそう/きんぎよさう 仲夏 【解説】 ゴマノハグサ科の多年草。原産は地中海地方。高さは五十センチくらい。夏、白や黄色や赤の花を穂状につける。花びらが金魚の尾びれに似ているところからこの名がついた。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/8800 金魚草互いに会話咲かせたり (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#26 甘夏

[夏蜜柑(なつみかん)] 初夏 【子季語】 サマーオレンジ/夏柑 【解説】 江戸時代中期に山口県に漂着した果実の種子が夏みかんの起源。 明治時代に全国に普及。別名 「夏柑」、「夏橙」、明治末から次第に「夏蜜柑」と呼ばれるようになる。五月、白い五弁花が咲き、晩秋にだいだい色の実がなる。そのまま採らずに翌年の初夏までおくと、樹上で熟し酸味が抜けて食べやすくなる。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/27263 <補足> 「甘夏」は、「夏みかん」の一品種で「夏みかん」と比較して酸味が少なく、糖度が高いのが特徴で、おもに果物として生食されます。 出典: https://lowch.com/archives/8779 甘夏を家族に均等ビタミンC (作捨不名)

#25 五月

ごがつ、ごぐわつ 初夏 【子季語】 五月来る、聖五月 【解説】 この月から夏に入るが、まだ、暑さや湿気が少ない。新緑が萌えて、一年の中でも特に清々しさを感じられる頃である。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/4229 目に映るやさしい色の五月かな (作捨不名)

#24 母の日

ははのひ 初夏 【解説】 母に感謝して贈り物などをする日。五月の第二日曜を当てる。アメリカで一九〇七年、A・ジャービスの提唱に始まるとされる。日本では敗戦後に一般化した。カーネーションの花がつきものである。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/5958 母の日に商戦乗らず行動す (作捨不名)

#23 初夏

しょか 初夏 【子季語】 夏始、首夏、孟夏 【解説】 陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。まことにすがすがしい気候のころで、大型連休を利用して行楽客が山や海へ繰り出す。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/4838 颯爽と初夏の道草足止める (作捨不名)

#22 新緑

しんりょく 初夏 【子季語】 緑、緑さす 【解説】 初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/5094 新緑に川のせせらぎ浄土かな (作捨不名)

#21 卯月

うづき 初夏 【子季語】 卯の花月/花残月/夏初月 【解説】 陰暦四月の異名、卯の花が咲く頃。卯の花月。卯浪とは風に揺れる卯の花を浪に連想したもので、やはり夏の季語。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/8859 めぐる木々鳥の幸せ卯月かな (作捨不名)

#20 蜥蜴

とかげ 三夏 【子季語】 青蜥蜴、瑠璃蜥蜴、縞蜥蜴 【解説】 トカゲ亜目に属する爬虫類の総称。体長は大きなもので三十センチにもなるが、よく見かけるのは十センチ前後。肌はぬれて光沢があり、青や緑の縞模様がある。尾は切れやすく、切れても再生する。夏になると活発に動き回り、虫や蜘蛛などを捕食する。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/5338 とかげにも心躍るは我の性 (作捨不名)

#19 酢漿の花

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かたばみのはな 三夏 【子季語】 すいも草/こがね草/酸い物草 【解説】 カタバミ科の多年草。庭や道端などに生える。茎は細くて地を這い、葉はハート型で三枚の複葉。夏を中心に黄色い小さな花を咲かせる。茎葉ともに酸味がある。漢方薬のほか鏡や真鍮磨き使われる。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/15465 かたばみや小さく誇るポテンシャル (作捨不名) 【 季語FILE 】より

#18 立夏

りっか 初夏 【子季語】 夏立つ、夏に入る、夏来る、今朝の夏 【解説】 二十四節気の一つ。陽暦の五月六日ごろ。暦のうえではこの日からが夏。実感からするといささか早い気もするが、もう夏に入りましたと定められると、目に入る景色も新しい夏の光を纏いはじめたように思える。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/2027 節目越えあたらしい日を夏立ちて (作捨不名)

#17 晩春

ばんしゅん 晩春 【子季語】 季春/春終る 【解説】 春の終わりのころを言う。北国も雪解けが進み、春たけなわとなる。田打ち、種まきなど農作業も本格的になる。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/9685 晩春やあなたの代わりはおりませぬ (作捨不名)

#16 みどりの日

晩春 【解説】 国民の祝日で五月四日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨とする。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/10132 平和なり心に恵みみどりの日 (作捨不名)

#15 夏近し

なつちかし 晩春 【子季語】 夏隣る/夏隣 【解説】 春もまもなく終わろうという頃、空の色や日差しの強さ、木々の盛んな様子などに夏が近いことを実感する。躍動的な夏が近づいてくることへの期待感。厳しい暑さが到来することへの覚悟。「夏隣」ともいう。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/15289 夏に跳ぶ心の動き夏近し (作捨不名)

#14 八十八夜

はちじゅうはちや、はちじふはちや 晩春 【解説】 立春から八十八日目。「夏も近づく八十八夜」で始まる小学唱歌の歌詞にあるように立夏も間近く、農事、殊に種蒔に適した時の到来を意味する大切な日。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/3749 知らずとも八十八夜の縁起知る (作捨不名)

#13 花屑

[落花(らっか)] 晩春  【子季語】 花散る、散る桜、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵、花埃、散る花、花の滝 【関連季語】 花 【解説】 桜の花が盛りを過ぎて散ること。花吹雪、桜吹雪といえば、吹雪のように花びらがいっせいに舞い散ること。散り果てたあとも、花の塵、花屑といって愛でる。 出典:きごさい歳時記 https://kigosai.sub.jp/001/archives/1996 花屑と無限に広がるこの宇宙 (作捨不名)

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