#38 立葵

[葵(あおい)]
仲夏

【子季語】
葵の花、花葵、銭葵、蜀葵、立葵、つる葵、白葵、錦葵
【関連季語】
二葉葵
【解説】
『万葉集』以来、葵といえば立葵のことだった。ただ、京都の葵祭の葵は二葉葵、徳川家の「葵の御紋」もそうである。

【科学的見解】
立葵(タチアオイ)は、アオイ科の多年草。庭や公園などに観賞用として植えられる。高さは二メートルほど。六月から七月にかけて、葉腋に短い花柄を持った大きな花をつける。花は下から順に咲きのぼる。花弁は五個で花径は十センチくらいになる。日本には、古くから薬用として渡来したといわれている。(藤吉正明記)

出典:きごさい歳時記
https://kigosai.sub.jp/001/archives/2154



立葵登りきること志す
(作捨不名)

季語FILE】より

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