句集「季語日誌 Vol.5」366句
【2023/4/18~2024/4/17】 …季語を一日一つ(原則)ピックアップ。 〈2023〉 04/18 #001 エアコンの取付工事に始まりぬ 04/19 #002 晩春のこれ以上なき仕上がりよ 04/20 #003 長閑さを心に詰めて暮らしたり 04/21 #004 躑躅咲く僕らはいつも悟りたる 04/22 #005 道すがら強いて言うなら春深し 04/23 #006 行く春の二日連続外出なし 04/24 #007 手放して手放して春掴みけり 04/25 #008 もうあとは普通に暮らしたき晩春 04/26 #009 春雨の一日かけて癒やしけり 04/27 #010 春の風やはり岡ちゃん鮮烈デビュー 04/28 #011 晩春や脱毛終えて歩み居り 04/29 #012 人生のつまらぬことよ春楽し 04/30 #013 見事なる真っ逆さまに落ち躑躅 05/01 #014 燃え尽きて燃え尽きて夏隣かな 05/02 #015 暮の春悟りを捨ててしまいけり 05/03 #016 母親の誕生日さえ失念し 05/04 #017 春の果生誕の地へ訪れし 05/05 #018 成長も退化もあらぬ子供の日 05/06 #019 夏立ちぬサステナブルが主題かな 05/07 #020 俳句とは信号待ちの若葉かな 05/08 #021 ハッタリの自然になりし夏初め 05/09 #022 新緑や稲城長峰ヴェルディフィールド 05/10 #023 夕焼や三つの旅へ向かいたる 05/11 #024 若葉雨見守る域に達しけり 05/12 #025 番組の次の日ちゃんとシャキパラガス 05/13 #026 条件の全てが揃う五月かな 05/14 #027 母の日にたまたま食器カゴ洗い 05/15 #028 若葉雨ゆりストアの屋上や 05/16 #029 十薬のやっと自由を咲かせたり 05/17 #030 立葵いつもあなたは突然に 05/18 #031 老鶯の耳の後ろで燥ぎ居り 05/19 #032 若葉雨良いも悪いも決められぬ 05/20 #033 初夏のメトロック横通り過ぎ 05/21 #034 時鳥一分一秒いのちかな 05/22 #035 憶えたる国際生物多様性の日 05/23 #036 どくだみや揃いも揃って美しき