句集「季語日誌 Vol.4」365句
【2022/4/18～2023/4/17】
…季語を一日一つ(原則)ピックアップ。
〈2022〉
04/18 #001 四年目の門出を祝う花水木
04/19 #002 朝窓を開けた瞬間ケキョケキョケキョ
04/20 #003 躑躅やら花水木やら道深き
04/21 #004 暮の春アマニオイルを始めたり
04/22 #005 朝窓を開けた瞬間ホーホケキョ
04/23 #006 八重桜並木を抜けてジェフ戦へ
04/24 #007 冷感のマスクを三つ夏近し
04/25 #008 白いのと薄いの濃いの躑躅密
04/26 #009 春の果ゴールの見えし髭脱毛
04/27 #010 花過ぎや常に与うる用意せん
04/28 #011 暮の春準備が終わる定めかな
04/29 #012 昼顔のぽこぽこポコポコぽこぽこと
04/30 #013 習慣の完成したる四月尽
05/01 #014 五月来る早寝早起き始めたし
05/02 #015 行く春や人生案外ちょろいもの
05/03 #016 いつの間に助走は十分夏隣
05/04 #017 惜春や人間として生きて居り
05/05 #018 ゆっくりとでもスムーズに夏立ちぬ
05/06 #019 昼顔や全ての色はメッセージ
05/07 #020 通常の黄金週間プライスレス
05/08 #021 母の日や散歩ついでに越後姫
05/09 #022 風薫る恩返し旅始まりぬ
05/10 #023 髪型の確定したる夏初め
05/11 #024 初夏や俳句のことも忘れたり
05/12 #025 若葉雨敏感肌の落ち着きぬ
05/13 #026 若葉雨全てまあるく収めたし
05/14 #027 緑雨明けやることぜんぶ再構築
05/15 #028 蟻踏まぬゲームのごとき散歩かな
05/16 #029 薔薇園の母のスマホに収まれり
05/17 #030 毎年の八幡さんちのヘンルーダ
05/18 #031 さまざまに五月十八極まりし
05/19 #032 十薬に頭の中も埋まりけり
05/20 #033 初夏の魂の声リアルなり
05/21 #034 神様も満足したる緑雨なり
05/22 #035 夏草や国際生物多様性の日
05/23 #036 立葵また一年の巡りけり
05/24 #037 十薬の魔除けのごとく並びけり
05/25 #038 夏の夜は日誌も出来ず寝落ちかな
05/26 #039 紫陽花のこどもが一つ二つ三つ
05/27 #040 オーディション会場抜くる若葉風
05/28 #041 かずのすけチャンネル出会う五月なり
05/29 #042 時鳥次なる旅の知らせなり
05/30 #043 一つ一つ次なる旅へ行く五月
05/31 #044 推敲の旅は終わらぬ五月尽
06/01 #045 六月やいよいよ世界変わる時
06/02 #046 老鶯の昼寝の耳に心地よき
06/03 #047 夏燕園児の上を飛び回る
06/04 #048 六月や始めてみたるSpotify
06/05 #049 どくだみの勢力伸ばす地元かな
06/06 #050 旅人の六月六日リスタート
06/07 #051 梅雨闇の今こそ深く奥深く
06/08 #052 瓜漬とキャベツ浅漬なす漬も
06/09 #053 風薫るサステナブルにエシカルに
06/10 #054 紫陽花の己の色を悟りけり
06/11 #055 ほととぎす全ては運命通りなり
06/12 #056 夏の夕トイレ掃除の時間かな
06/13 #057 梅雨闇のいつまで受けるオーディション
06/14 #058 五月雨課題に濡れるチュニジア戦
06/15 #059 紫陽花の目黒通りに鎮座せり
06/16 #060 老鶯や超高齢化社会なり
06/17 #061 五月晴答えはいつもそばにある
06/18 #062 ヨシアシヨシヨシアシヨシアシヨシアシヨシ
06/19 #063 「父の日よ」母が一言わかってる
06/20 #064 六月の奇跡のごとき事実かな
06/21 #065 最寄駅着いてぽつぽつ梅の雨
06/22 #066 最寄駅着いてザーザー五月雨
06/23 #067 ふわふわの茄子漬三つ乗せにたり
06/24 #068 太陽のちょっとやり過ぎ五月晴
06/25 #069 紫陽花の終わりに向かう僕もかな
06/26 #070 夏の夕人事尽くして天命待つ
06/27 #071 梅雨明と甘酒始め重なりぬ
06/28 #072 突然に聞こえて来たのは「夏なんです」
06/29 #073 夕焼のここまで澄みし時間かな
06/30 #074 母親の疲れし時のうなぎかな
07/01 #075 凌霄を数うる旅になりにけり
07/02 #076 初蝉に一瞬止まる思考かな
07/03 #077 夏の夜にFC琉球倒しけり
07/04 #078 無意識に居場所を悟る夏の暮
07/05 #079 蒸し暑し古きオリーブオイル捨て
07/06 #080 蝉たちの再現したる記憶かな
07/07 #081 七夕にこれ以上なき気付きかな
07/08 #082 運命は死んでもつづく夏の空
07/09 #083 熱帯夜扇風機らも寝られない
07/10 #084 熱帯夜色々つけたまま寝落ち
07/11 #085 三日目の冷房つけぬ熱帯夜
07/12 #086 幾千の熱帯夜越え今もかな
07/13 #087 玄関にカサブランカのディフューザー
07/14 #088 戻り梅雨肌も心も落ち着きぬ
07/15 #089 赤信号木槿を少し染めにけり
07/16 #090 返り梅雨いつまで続く実家暮らし
07/17 #091 鬼百合の横一列に灯りけり
07/18 #092 青田から癒しも希望も貰いけり
07/19 #093 戻り梅雨湿気の中に溺れたり
07/20 #094 夕暮のほっと一息百日紅
07/21 #095 蜩の骨の髄まで響きけり
07/22 #096 空蝉の同じ坂道登りけり
07/23 #097 毎年の土用鰻と母の蘊蓄
07/24 #098 夕焼に染まる我が家はカレーかな
07/25 #099 夏深し高幡不動へ参りけり
07/26 #100 湿度との闘い続く夏の果
07/27 #101 明易の日誌を忘れ起床かな
07/28 #102 ヘッドホンいやいや首掛け扇風機
07/29 #103 百日紅スターの素質揃いけり
07/30 #104 そう言えば蝉の姿は見ておらぬ
07/31 #105 七月尽歌集をウェブに公開す
08/01 #106 短夜の夢中にルーティンこなしたり
08/02 #107 甘酒の猛暑の耐性つくりけり
08/03 #108 夏の暮ラジオとともに帰りたり
08/04 #109 本日は昼土用餅夜鰻
08/05 #110 夏の果極限までに悟りけり
08/06 #111 秋隣まど開けしまま落ちにける
08/07 #112 幸せはいつもの中に秋立ちぬ
08/08 #113 蝉時雨朝四時からの本気なり
08/09 #114 恒例の巨大西瓜の襲来す
08/10 #115 秋の蝉体感温度下げにけり
08/11 #116 夕暮の涼しき風と蝉の声
08/12 #117 秋の風敗戦の意味伝えけり
08/13 #118 五日目で巨大西瓜を倒したり
08/14 #119 秋夕焼かすかに映る明日かな
08/15 #120 七度目の八月十五を迎えたり
08/16 #121 蝉時雨よくよく聴けば神の声
08/17 #122 盆明けの解体尽くす心かな
08/18 #123 初梨や白いテーブル白い皿
08/19 #124 壁一枚ツクツクボウシの息遣い
08/20 #125 夏草の皆疲れの見ゆる頃
08/21 #126 法師蝉電線使い大音量
08/22 #127 新涼や宇都木さんからライン来し
08/23 #128 秋の雲淡く優しく覆いけり
08/24 #129 残暑とは僕ら子どものロスタイム
08/25 #130 蝉たちのセッションこれが多様性
08/26 #131 夏の果大日如来に出会いけり
08/27 #132 秋の蝉観劇帰りの余韻かな
08/28 #133 日常に冥想したい秋の暮
08/29 #134 秋涼しタオルケットにくるまれり
08/30 #135 八月や運命の城立ち上がる
08/31 #136 八月尽ズーカラデル初めて聴く
09/01 #137 雷鳴の演出したる防災の日
09/02 #138 虫の声とつぜん変わるBGM
09/03 #139 短足の犬に好かるる秋の暮
09/04 #140 秋の風あとは惰性に暮らしゆく
09/05 #141 初秋の惰性に生くる覚悟かな
09/06 #142 残る蝉惰性に暮らす僕らかな
09/07 #143 秋の雨もろに打たれて帰りけり
09/08 #144 百日紅住宅街の賑やかし
09/09 #145 秋めけり本気で世界を変えてゆく
09/10 #146 名月にあなたの無事を祈りけり
09/11 #147 十六夜の振り返らずにゆったりと
09/12 #148 秋の朝背中に当たる日の光
09/13 #149 月明り栃木ロケから戻りけり
09/14 #150 寝待月あなたの無事を知りにけり
09/15 #151 秋の夕散歩が全て肯定す
09/16 #152 最大の読書の秋になりぬべし
09/17 #153 留守番のお供にシャインマスカット
09/18 #154 秋の雨彼岸を前に降りしきる
09/19 #155 台風のどう考えても神の声
09/20 #156 秋彼岸入りにやること重なりし
09/21 #157 充実に忙殺される秋彼岸
09/22 #158 秋彼岸パン屋巡りも八回目
09/23 #159 秋分の雨に打たるる帰りみち
09/24 #160 昼食のおまけにおはぎ秋彼岸
09/25 #161 秋彼岸二日連続おはぎ摂る
09/26 #162 秋晴の何はともあれ彼岸明
09/27 #163 彼岸花場所を選ばず暮らしけり
09/28 #164 秋の夕マンボウやしろと浜崎さん
09/29 #165 初林檎腹一杯になりにけり
09/30 #166 秋の月いつもの空の絵画かな
10/01 #167 人生は何をやめるか十月一日
10/02 #168 爽やかにトイレ掃除の捗りし
10/03 #169 十月や別次元へと向かいたり
10/04 #170 残る蝉最後の一匹お前なり
10/05 #171 秋の雨こうして無駄を削ぎ落とす
10/06 #172 初蜜柑母はやっぱり笑う人
10/07 #173 秋の雨私はやっぱり坐る人
10/08 #174 後の月出たり入ったり出たり
10/09 #175 秋深し藍屋で開く家族会
10/10 #176 月明り世界を照らす覚悟かな
10/11 #177 秋の暮遠回りして帰りたし
10/12 #178 長き夜の遠い記憶と対話せり
10/13 #179 秋の雨の中を歩いて悟りけり
10/14 #180 人生の余白に吹ける秋の風
10/15 #181 秋深し街も未来も整いけり
10/16 #182 新しき今日のコンビは梨蜜柑
10/17 #183 神様のいるのいないの関係なし
10/18 #184 柿の木を見上ぐる癖のありにけり
10/19 #185 秋の空人生すべて節約す
10/20 #186 露草に何故か心の止まりけり
10/21 #187 秋の夜の推敲つづく永遠に
10/22 #188 芒らのはみ出す道の狭きかな
10/23 #189 コロナかも一瞬よぎる秋の朝
10/24 #190 初柿よ母が一言発しけり
10/25 #191 広大に下野染むる秋夕焼
10/26 #192 下野にたわわに実る烏瓜
10/27 #193 長き夜の俳句に似たる時間かな
10/28 #194 長き夜やどの句を応募しようかな
10/29 #195 心拍数上がらぬ秋のさんぽかな
10/30 #196 どの道も街灯プラス月明かり
10/31 #197 ハロウィンに思い出したる野生かな
11/01 #198 十一月映画糸から始まりぬ
11/02 #199 いつの世も僕らは語る月夜かな
11/03 #200 秋の雲空脳相関あらわしたり
11/04 #201 一瞬の沈黙さくら紅葉かな
11/05 #202 芭蕉忌や散歩を常に携帯す
11/06 #203 どこまでも経営者たれ秋深し
11/07 #204 立冬や身体の内に神の居り
11/08 #205 生きる意味考えながら落葉踏む
11/09 #206 冬初め月に追いかけられており
11/10 #207 京都旅月に追いかけられており
11/11 #208 京都旅紅葉に呼ばれ芭蕉庵
11/12 #209 薄紅葉京都に通う旅始めん
11/13 #210 小春日の日曜出勤わるくなし
11/14 #211 恒例の仕事帰りの時雨かな
11/15 #212 言の葉のひらりひらりと落ちにけり
11/16 #213 シチューよとLINEが入り腹の減る
11/17 #214 厚着してカナダ戦へと備えたし
11/18 #215 冬浅し仕事の中に悟りなき
11/19 #216 小春日の散歩しか勝たん
11/20 #217 母親の落葉を持って帰るなり
11/21 #218 冬初め旅人住める身体かな
11/22 #219 我儘で自己中心で冬浅し
11/23 #220 冬紅葉磨き抜かれて自我のなく
11/24 #221 十一月避けて通れぬ出会いかな
11/25 #222 小春日や川崎鷹也のマジックノート
11/26 #223 芸術と化すのは冬の紅葉かな
11/27 #224 これもまた芸術と化す冬の月
11/28 #225 郊外便皇帝ダリアだらけかな
11/29 #226 無意識に木の葉を避けて歩きたり
11/30 #227 十一月私を旅人にしたり
12/01 #228 十二月深層心理の世界なり
12/02 #229 冬の朝まずはスペイン倒しけり
12/03 #230 レシピオに辿り着きたる師走かな
12/04 #231 冬椿至る所に顔を出し
12/05 #232 今季一寒さの中に青き炎
12/06 #233 私にも師走る時間流れたり
12/07 #234 冬の月どうして君を思い出す
12/08 #235 道すがら振り返れば冬の満月
12/09 #236 冬の月振り返ればそこに
12/10 #237 新聞の溜まりに溜まる師走かな
12/11 #238 充実の一途をたどる十二月
12/12 #239 十二月十二日にはリセットす
12/13 #240 枯木ほど可能性のありぬべし
12/14 #241 天才はどこへ行くのか夜半の冬
12/15 #242 残る葉の気持ちも少し分かりけり
12/16 #243 冬夕焼地球にいるだけで幸せ
12/17 #244 何事も八分目まで師走とて
12/18 #245 サッカーの解らぬことよ冬の朝
12/19 #246 冬うららメッシエムバペアルゼンチン
12/20 #247 こうやってまずは全ての葉を落とす
12/21 #248 忘年会出ずに残業これも道
12/22 #249 突然にLINEしてみる冬至かな
12/23 #250 俳句とは相性悪き寒さかな
12/24 #251 クリスマスイヴには独り冥想す
12/25 #252 クリスマス今日は独りで散歩かな
12/26 #253 年の瀬の良いお年ををやめてみる
12/27 #254 年末の自己点検が始まりし
12/28 #255 まず一つ仕事納めを迎えたり
12/29 #256 二回目の戸締まりに泣く年の暮
12/30 #257 いつになく自分の時間年流る
12/31 #258 大晦日いつもの道を歩きけり
〈2023〉
01/01 #259 元日の川に導かれし散歩
01/02 #260 二日には今年の運命悟りけり
01/03 #261 三日にはひたすら歩き旅始め
01/04 #262 初詣行って来たよと初投稿
01/05 #263 松の内腹八分目の難きかな
01/06 #264 満を持し仕事始を迎えたり
01/07 #265 七草や健康だけが仕事なり
01/08 #266 松明けの仕事スイッチ入りけり
01/09 #267 運命の日常にある今年かな
01/10 #268 運命とスペック出会う今年かな
01/11 #269 これ以上なき幸せのおでんかな
01/12 #270 松過や虚構と事実分けにたり
01/13 #271 セラミドとNMFの今年かな
01/14 #272 大中小悟りの多き今年かな
01/15 #273 小正月あなたの声に癒されし
01/16 #274 一月を兎のように折り返す
01/17 #275 宇宙との対話始まる今年なり
01/18 #276 極限のシンプルになる今年かな
01/19 #277 やることを三つに絞る今年かな
01/20 #278 大寒や繋がる人と繋がりし
01/21 #279 思い立って寒風で換気
01/22 #280 旧正月自分を一つ解放す
01/23 #281 寒波前腹八分目越えにけり
01/24 #282 寒波来てものらりくらりとやり過ごす
01/25 #283 出会うべくクライアントの北風さん
01/26 #284 あと何度実家で食べる常夜鍋
01/27 #285 冷え込めば冷え込む程に上がりけり
01/28 #286 昼うなぎ夜焼き肉の寒の内
01/29 #287 母親の新サンルームで日向ぼこ
01/30 #288 冬の暮ホットコーヒーレギュラー
01/31 #289 新聞の雲一つなき春隣
02/01 #290 冬の暮今日もホットコーヒーレギュラー
02/02 #291 春隣機種変更へ踏み出しぬ
02/03 #292 両親の私の部屋も豆撒す
02/04 #293 立春や神宿りたるこの身体
02/05 #294 早春のクイックスタート素晴らしき
02/06 #295 朧月花粉と遊び始めけり
02/07 #296 春初め鍋は続くよいつまでも
02/08 #297 紅梅のお寺の中に咲きにけり
02/09 #298 丁寧に河津桜を撮るおじさん
02/10 #299 春の雨嘘で広げる私かな
02/11 #300 運命のフォルダが出来る建国日
02/12 #301 運命を捉えて囲う春の朝
02/13 #302 焦りとは消えてなくなる春の雨
02/14 #303 春浅し岩波新書を五冊買う
02/15 #304 冴返り只受け入れて進むなり
02/16 #305 春うらら最高に幸せな場所
02/17 #306 春浅し遠回りしてバルクオム
02/18 #307 チューリップリビングに住みけり
02/19 #308 やることを全部終えたり雨水かな
02/20 #309 春の朝世界は変わる昨日今日
02/21 #310 少しずつ時動きたる寒戻り
02/22 #311 椿だけ頭の中に残りけり
02/23 #312 春動く自己実現の終了す
02/24 #313 菜の花の四方八方飛び出だす
02/25 #314 生きがいを一つに絞る二月かな
02/26 #315 春の月人の心のようなもの
02/27 #316 二月ほど全てのことはメッセージ
02/28 #317 春の月ブレークスルーの予感かな
03/01 #318 只管に運命通り春兆す
03/02 #319 三月やまずは確定申告
03/03 #320 椿だけ存在感の違いけり
03/04 #321 杉花粉今年はお前を食べてやる
03/05 #322 菜の花の道路と地球結びけり
03/06 #323 啓蟄の誰にも負けぬことのあり
03/07 #324 柔らかき未来を告げる春満月
03/08 #325 花粉症克服なのか幻想か
03/09 #326 王様の心のごとく白木蓮
03/10 #327 春の月確かにここは地球なり
03/11 #328 今日は二千二十三年三月十一
03/12 #329 夜半の春日誌を忘れてしまいけり
03/13 #330 夜半の春二夜連続の寝落ちかな
03/14 #331 鶯や毎年二秒考える
03/15 #332 三月の出会いと別れと再会と
03/16 #333 たしかに麻生鳥のさえずり公園
03/17 #334 個人的天衣無縫の春ビジョン
03/18 #335 運命の終着したる彼岸入り
03/19 #336 俳句とは信号待ちの桜かな
03/20 #337 雪柳わが運命を祝いけり
03/21 #338 春分や細かいことは気にしない
03/22 #339 彼岸にさくら幸せの里
03/23 #340 春雨の思考と炎症鎮めけり
03/24 #341 リミッター全て外れる彼岸かな
03/25 #342 春の夜や過去と未来の繋がりし
03/26 #343 春雨や散歩は常にサステナブル
03/27 #344 花屑の埋め尽くしたる水溜り
03/28 #345 三月の残り三日となりにけり
03/29 #346 花光るここまで長き旅路かな
03/30 #347 えチューリップだらけやんうちの庭
03/31 #348 三月尽気づかぬうちに達しけり
04/01 #349 朗報が四月とともにやって来る
04/02 #350 夕食後ダーウィン見ながら桜餅
04/03 #351 酢漿草やあなたと同じ世界線
04/04 #352 夜半の春道元入門読み始め
04/05 #353 清明や頭の痛くなるほどに
04/06 #354 幸せに春の満月覆いけり
04/07 #355 春の嵐宇都木さんと再会す
04/08 #356 仏生会道元入門読み進め
04/09 #357 完成は突然四月にやって来る
04/10 #358 春の夜やあみーごからのLINE来し
04/11 #359 エアコンをひとまず先に購入す
04/12 #360 八重桜いつにも増して愛おしき
04/13 #361 花水木これから先は川のごと
04/14 #362 霾るや身体の中を巡りたる
04/15 #363 スキンケア確定したる四月かな
04/16 #364 充分に再生進む夜半の春
04/17 #365 春の朝本当の修行始まりし
written by 作捨不名
～To be continued.～
○句集「季語日誌 Vol.5」
〈2023/4/18～2024/4/17〉
2024年5月公開.