「季語日誌」~番外編~/53句

~季語日誌/一日一句に溢れたもの 


#001 20/01/02 初富士や雲の向こうに今日も居る

#002 20/01/05 わんこたち人に連れられ年賀かな

#003 20/01/23 冬が尽く時同じくし己が尽く

#004 20/03/22 目に入る花粉と光り眼鏡要る

#005 20/03/22 寂しくも満開の花仰ぎ見る

#006 20/03/28 晴れ間から希望の光春の山

#007 20/04/02 春眠に今日のスタート遅らされ

#008 20/04/03 サクラサク日本の時間一時止め

#009 20/04/06 ラジオからいきものがかりSAKURAかな

#010 20/04/06 花吹雪ひとつひとつと落としけり

#011 20/04/07 朧月カーテン閉めず夜を過ごす

#012 20/04/10 初蝶やコンビニの脇現れし

#013 20/04/11 鳥たちのさえずる横で立ち話

#014 20/04/15 囀りに呼ばれ急かされ散歩出る

#015 20/04/19 アザレアや所狭しと咲き乱れ

#016 20/05/03 ぽんぽんぽん白詰草がぽんぽんと

#017 20/05/11 薔薇薔薇薔薇日本に薔薇の咲く季節

#018 20/05/11 新緑の感じる旅へ今日もまた

#019 20/05/12 四十雀長くあなたと過ごしけり

#020 20/05/13 ヘンルーダ隙間があれば十分だ

#021 20/05/31 大輪の百合ほどの自信持ち得たし

#022 20/06/07 ほととぎす時空を超えて聞こえけり

#023 20/06/08 栗の花あちこちで旅見守れり

#024 20/06/09 蛇の目草みんな一緒に空仰ぎ

#025 20/06/17 万緑のあなたの中で眠りたし

#026 20/06/18 朝顔や天へと昇る使命なり

#027 20/06/30 凌霄の遠くにみゆる過去の空

#028 20/07/08 初蝉のまた聞こえたる輪廻かな

#029 20/07/12 夏草の名前の一つ覚えたし

#030 20/07/13 鬱蒼の茂りの中に入りたし

#031 20/07/13 五七五いつまでも在る五月雨

#032 20/07/17 つじあやの梅雨吹き飛ばす「風になる」

#033 20/07/21 蒸し暑き地球を歩く一個体

#034 20/08/01 けたたましく蝉が鳴くなり帰り道

#035 20/08/13 夕焼や希望のように浄土のように

#036 20/08/14 ユーミンと八月の空ドライブす

#037 20/08/24 直太朗「夏の終わり」に連れられて

#038 20/09/09 虫の秋身近な暮らし一つ空

#039 20/09/28 秋の田やこれぞ日本の神の色

#040 20/10/18 始まりは月見て想う繰り返し

#041 20/11/19 山茶花や仕切り直しのサインなり

#042 21/01/01 初声のトイレの中で聞こえけり

#043 21/03/22 落椿残る椿を照らしけり

#044 21/04/02 たんぽぽや数多のひかり守りたし

#045 21/05/28 夕暮の植田に映る未来かな

#046 21/06/16 紫陽花のみんな写真を撮る場所や

#047 21/07/17 盛夏にはスチャダラパーのサマージャム

#048 21/08/08 法師蝉わが家の壁に登場す

#049 21/08/10 葛餅や母親ずっと喋り居り

#050 21/08/16 向日葵や一人で咲いて存在感

#051 21/09/21 名月やあなたのもとまであと少し

#052 21/09/29 部屋の中に鳴いているのか虫の声

#053 21/11/08 信号待ち桜紅葉の目黒川


つづきはこつら

@KSx31999 (化身)


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